知っておきたいカツラの基礎知識

かつらの装着−ピン



部分かつらは様々な装着法がありますが、最も広く用いられているのは、ピン留めです。
これは3センチ×1センチくらいの金具を、かつらの縁の部分に4,5箇所取り付けておき、これで自毛を挟み込んで留めるというものです。

長所は、なんといっても楽なこと。ピンで留めるだけなので、10秒で装着出来ます。
一方、欠点は、外れやすい、ずれやすいこと。
不安定な自毛の上に、これまた挟むだけですから、どうしても不安定なのです。

ピン留めかつらには、実はもう一つ、重大な欠点があります。
それは、自毛を損傷すること。
どんな大きなかつらでも、せいぜい5カ所で留めるため、かつらにかかる力はこの5カ所ですべて受け持たなくてはいけません。
この部分の自毛は引っ張られた状態になるため、長期にわたって使用しているとだんだん禿げてきます。

これを防ぐため、ピンの位置を少し変えた複数のかつらを制作しておき、交代で使用します。
かつら1つだけ使用する場合は、自毛の状態を見ながら、ピンの位置を変えます。
ピンは糸で取り付けてあるので、糸を切って付け直すこともできるのです。
最近は、ワンタッチでピン位置を変えることのできる かつらもあります。







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