知っておきたいカツラの基礎知識
かつらの修理
かつらに修理が必要、と聞くと、かつらの利用経験がない方は驚きます。
壊してしまった時の事ではないですよ。(もちろん、壊せば修理は必要です。)
定期的に、修理が必要なのです。
かつらは、1年もすると、髪がぱさついてきます。
人工毛髪といえども、毛先がちりちりになってくるのです。
このため、毛先を数ミリだけカットしていきます。
1年半ころになると、人工皮膚に差し込んだ髪が抜けてくるので補充が必要です。
2年も経つと、人工皮膚はひび割れ、修理で追加した髪も抜けだし、ベース(土台)の糸は切れ、と経年劣化が激しくなってきます。
この段階では、修理をすることも可能ですが、作業に1ヶ月以上はかかりますので、その間、代替品を用意する必要があります。
3年経つ頃には寿命となり、かつらサロンに行くたびに「そろそろ買い換えては」との勧誘を受けるようになります。
修理しようとしても、断られるか、「修理してもすぐにダメになりますよ」と新品への買い換えを誘導されます。
こうして、定期的な出費を余儀なくされるのです。
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