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知っておきたいカツラの基礎知識
かつらと保障制度
かつらには、保証が付いていることも多くあります。
保証は、大きく分けて二つあります。
１つは、製品自体の品質保証。これは客観的な保証です。
一定期間内に毛が抜けたとか、ベースが破れた、といった状態に対し、
修理や再製作を保証するものです。
もう１つは、制作した結果、望みのものにならなかったとき、返金や
再製作を保証するもので、主観的な保証と言えます。
重要なのは、「主観的な保証」があるかどうかです。
望ましいかつらは、千差万別です。
同じような髪の状態だからといって、同じかつらを望んでいるとは
限りません。
実際、かつら制作者の立場から言わせていただけば、最高の出来だと
思ったかつらが、クレームになるというケースも見られます。
自然だし、自毛とのなじみも申し分ないし、その年齢ならごく平均的な頭髪量に仕上がり、これなら絶対バレない、という確信を持ったかつらでも
「こんなものが欲しかったのではない」
と言われるのです。
お客さまのご希望を再度聞いて、そのとおりに作り直してみると、年齢に合わないフサフサかつら。
それはちょっと不自然では..と思っても、お客さまは喜々として「上手に作ったね、こんな感じが欲しかったのだよ」
このように、ぴったりなかつら、というのは主観的に決まるので、主観的な判断だけで、返金や再製作が可能な店が望ましいわけです。
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18.かつらと保障制度