知っておきたいカツラの基礎知識
カツラのトラブル
かつらはコンプレックス産業と呼ばれ、常に売り手が有利な立場で商売をしてきました。
買い手側は、情報がない、相談できない、比較できない、とないないづくしの中で契約を結ばねばならなかったのです。
いったんトラブルが発生しても、表面化しにくく、ほとんどの場合は買い手の泣き寝入りでした。
かつらに関するトラブルで最も多いのは、次から次へとお金を取られ、予想外の出費に繋がったり、ひどい場合には多額のローンを抱えてしまうことです。
まず、金額をはっきりさせましょう。その上で、
「その金額には何が含まれて、何が含まれていないのか」
「その金額で、どれだけもつのか」
「その金額の商品は、どんな位置づけ(価格帯)なのか」
をきちんと確認します。
多くあるトラブルは、値段を気にする客に、わざと低価格低品質のかつらを売りつけ、すぐに、次の値段の高いかつらを勧める、というものです。
更に悪質なものでは、最初、安い値段のかつらで広告を出し、客をサロンにおびき寄せます。
いざ、客がやってくると、自然なベースだとか、高級人工毛だとか、のオプション、さらには、広告に出したのは小さなかつらで、あなたの大きさだと追加料金だとか、どんどん値段が高くなっていくのです。
それでいて、帰ろうとすると、今日なら値引きます、と言って即断を迫る。
かつらを購入する時は、すべてを含めて1年あたりいくらかかるのかをきちんと確かめましょう。
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